インタビュー&コラム
「自分のアクションで世の中に良い影響を与えるCFOに」 CFOインタビュー
『世界を豊かにするコンテンツテクノロジーカンパニーになる』という世界を目指し、AIで簡単に動画を作成することが出来る「VIDEO BRAIN」を展開している株式会社オープンエイト。今回は、時代の先端を行くテック企業である同社の取締役CFOであり、コーポレート戦略室長の澤田裕貴氏にお話を伺いました。
学生時代のアルバイトで、自分の目指す姿が見えた
-澤田さんは新卒で大和証券に入られていますが、学生時代から金融・証券に興味があったのですか?
はい、学生時代から投資銀行とコンサルティングの業界に興味がありました。そして、就活の時は、その選択肢の中でご縁があった大和証券に決めました。
-投資銀行やコンサルティングに興味を持たれたきっかけは何があったのですか?
「社会を良く変える仕事」に興味があったんです。
そして、関わる人に対してアドバイス、提案をすることで良い影響を与えることに、面白さややりがいを感じていて。自らの提案、アドバイスが価値の源泉で、それによって社会が良く変わり得るところはどの業界だろうと考えたときに、おそらくコンサルティングや投資銀行が一番マッチしているだろうと思ったのが興味を持ったきっかけでした。
-「自らのアドバイスや提案が人に良い影響を与えることがやりがい」と仰っていましたが、当時既にその原体験があったのですか?
はい。学生時代で一番印象に残っていて、今の考え方にも影響を及ぼしているのが家庭教師のアルバイトです。最初は講師でしたが、後に営業担当になり、この家庭教師の営業が、すごく面白かったんですね。
家庭教師の講師側だと、1人の子供さんの家庭に深く関わることが出来るけれども、やはり関われる数に限りがあります。しかし営業側になると、もちろん1回にお話する時間は2時間とか3時間とか短い時間ですが、その中で、なぜ勉強するのか、勉強ができることで、どのように選択肢が広がるのか、などを自分が提案して、自分が関わったことで、その子の人生が若干でも良くなる可能性がある。そこにすごく面白さを感じました。
これが今の自分の軸となる考え方である、「人に良い影響を与える生き方をしたい」という考えが形成された出来事です。
就職活動の際に、社会人として働く際には、個人で人に良い影響を与えることを成し遂げるより、チームでより大きな価値を発揮できた方が楽しいなという思いに至り、先ほどのとおり、投資銀行やコンサルティングに関心を持つようになりました。