管理部門の採用
RECRUIT

5.経営企画



IPO準備における経営企画は主に、予算策定、予算管理、予算実績差異分析など、IPOに欠かせない予算統制に関する実務が中心。アーリーステージであれば、管理会計の導入、コーポレートストーリに基づいた事業計画の策定など。小規模組織のIPOの場合、CFOや管理部長、もしくは財務部長が兼任しても可。経営陣や営業等の事業部門の部門長クラス、また主幹事証券などの外部との折衝力が必要なため、経験や地頭はもちろんだが、CFOなどの経営ボード人材と同様に人柄面もよく見て採用する必要がある。



基本的にはIPO準備や上場企業の経営企画経験者(即戦力)が望ましいが、IPOコンサルや証券会社や監査法人でIPO支援に携わった経験者(公認会計士)、銀行や証券等の金融機関出身者、コンサルファーム出身者も活躍できるポジション。

募集の時期は、n-2期~n-1期が多く、組織上「経営企画室」(または部)を設置して採用する。n-1期の後半~申請期での募集の場合は、上場承認後の機関投資家回りや上場後のIRなども業務範囲に。また、IPO準備の時期や管理部門の規模にもよるが、内部統制制度(J-SOX)の構築、運用なども任せられる人材だとベター。担当者(スタッフ)の場合はちょうど良い経験者が少なく採用の難易度が高いため、上場基準での経理財務経験者や金融機関出身者をポテンシャルで採用するか、経理財務担当者を増員採用し、どちらかを経営企画の担当者として異動させるといった方法がある。

年収の目安

経営企画の年収は業務範囲によって幅広いが、スタッフクラスで450~600万円程度、マネージャー・室長クラスで700~1200万円程度。